VBScriptでメッセージを表示する方法について説明します。
VBScriptでメッセージを表示する方法はいくつかありますが、今回はMsgbox関数について説明します。
目次
MsgBox関数の構文
Msgbox関数は、ファイルをダブルクリックしても、コマンドプロンプトからcscriptで実行しても、必ずメッセージボックスが表示されます。
Msgbox関数の構文は以下のとおりです。
Msgbox(”メッセージ,” ボタン+アイコン, ”タイトル”)
■引数
引数 | 説明 |
メッセージ | 表示するメッセージを記述します。 |
ボタン+アイコン | メッセージボックスに表示するボタンとアイコンの種類をしています。 |
タイトル | メッセージボックスのタイトルを記述します。 |
■表示例
■ボタンの種類
定数 | 値 | 表示例 |
vbOKOnly | 0 | |
vbOKCancel | 1 | |
vbAbortRetryIgnore | 2 | |
vbYesNoCancel | 3 | |
vbYesNo | 4 | |
vbRetryCancel | 5 |
■アイコンの種類
定数 | 値 | 表示例 |
vbCritical | 16 | |
vbQuestion | 32 | |
vbExclamation | 48 | |
vbInformation | 64 |
■戻り値
定数 | 値 | 選択されたボタン |
vbOK | 1 | [OK] |
vbCancel | 2 | [キャンセル] |
vbAbort | 3 | [中止] |
vbRetry | 4 | [再試行] |
vbIgnore | 5 | [無視] |
vbYes | 6 | [はい] |
vbNo | 7 | [いいえ] |
プログラム例1
MsgBox関数を使用したプログラム例1です。
■test1.vbs
ボタンの種類は「OK」、アイコンの種類はを値で指定します。
Option Explicit
Dim ret
ret = msgbox (“サンプルメッセージ”, 0 + 64, “かいけつプログラム”)
実行すると、メッセージが表示されます。
プログラム例2
MsgBox関数を使用したプログラム例2です。
■test2.vbs
ボタンの種類は「OK」、「キャンセル」、アイコンの種類はを定数で指定します。
Option Explicit
Dim ret
ret = msgbox (“サンプルメッセージ”, vbOKCancel + vbQuestion, “かいけつプログラム”)
実行すると、メッセージが表示されます。
まとめ
VBScriptでメッセージを表示する方法のうち、今回はMsgbox関数について説明しました。
以上、VBScriptでメッセージを表示するでした。