VBScriptでメッセージを表示する方法について説明します。
VBScriptでメッセージを表示する方法はいくつかありますが、今回は標準出力(StdOut)を使用する方法について説明します。
WScript.StdOut.Writeの構文
WScript.StdOut.Writeは、標準出力ストリームにメッセージを出力するメソッドです。
vbsファイルをダブルクリックしたり、コマンドプロンプトからファイル名だけ入力して実行すると、エラーメッセージが表示され、実行できません。
コマンドプロンプトからcscriptで実行すると、コマンドプロンプト上にメッセージが表示されます。
WScript.StdOut.Writeの構文は以下のとおりです。
WScript.StdOut.Write ”メッセージ”
■引数
引数 | 説明 |
メッセージ | 表示するメッセージを記述します。 |
■表示例
WScript.StdOut.Writeのプログラム例
WScript.StdOut.Writeを使用したプログラム例です。
■test1.vbs
Option Explicit
WScript.StdOut.Write “sample1 “
WScript.StdOut.Write “sample2 “
WScript.StdOut.Write “sample3 “
実行すると、メッセージが表示されます。
WScript.StdOut.Writeでは、改行がされません。
WScript.StdOut.WriteLineの構文
WScript.StdOut.WriteLineも、標準出力ストリームにメッセージを出力するメソッドです。
WScript.StdOut.Writeと同様、コマンドプロンプトからcscriptで実行すると、コマンドプロンプト上にメッセージが表示されます。
WScript.StdOut.Writeの構文は以下のとおりです。
WScript.StdOut.WriteLine ”メッセージ”
■引数
引数 | 説明 |
メッセージ | 表示するメッセージを記述します。 |
■表示例
WScript.StdOut.WriteLineのプログラム例
WScript.StdOut.WriteLineを使用したプログラム例です。
■test2.vbs
Option Explicit
WScript.StdOut.WriteLine “sample1 “
WScript.StdOut.WriteLine “sample2 “
WScript.StdOut.WriteLine “sample3 “
実行すると、メッセージが表示されます。
WScript.StdOut.WriteLineでは、自動的に改行されます。自動的に改行されるかどうかが、WScript.StdOut.WriteとWScript.StdOut.WriteLineの違いです。
まとめ
VBScriptでメッセージを表示する方法のうち、今回はWScript.StdOut.WriteとWScript.StdOut.WriteLineについて説明しました。
以上、VBScriptでメッセージを表示するでした。